コラム

会計士試験短答式試験受験から論文式試験にかけて

まずは、本日会計士試験の短答式試験受験されたみなさま、本当にお疲れ様でした。今回は、私の当時の短答式試験の受験、について少し書いてみようと思います。

いまだにこの時期になると、短答式試験に落ちる夢を見るくらい、私にとっては鬼門の試験でした。どうしても、本試験との相性はあまり合わず、3回目の受験で初めて合格しました。受験当時の2005年は短答式試験は年に一度、でしたので、これだけで3年かかりました。

特に2004年の2回目受験の際は、自己採点でも合格点ギリギリで受かるかな、という点数でしたので、落ちたときには本当にショックだったのを、いまでもよく覚えています。 さて、本題の短答試験から論文式試験当日までの勉強について、私の場合をご参考までに。

短答式試験の当日と翌日は、完全に燃焼しており全く勉強をせず、というか身が入らずでした。そのため、もうこれはしょうがないと割り切って休息として、ゲームをしたりとのんびり過ごしていました。

その後は、完全に論文モードに突入でした。論文式試験の日にちから逆算して、まずは何をやっていくか、というのを書き出して、それをさらに1週間単位に細分化して、計画を立てていました。計画とズレが生じた場合は、土曜日で調整、という形で、ひたすら計画に沿って勉強を進めていました。私の勉強方針は比較的単純で、まずは基礎答練と直前答練から復習を進めて、これらは3回、応用答練は2-3回という事で優先順位をつけて、という形でした。計算科目は、何回も繰り返し解く用の問題とそれ以外、で事前に仕分けをしているので、それに沿って、簿記と原価計算の問題を毎日1問-2問は解いていました。

当時7科目の試験だったのですが、1日あたり大体5科目-6科目を勉強して、なるべくどの科目も出来るだけ毎日触れるようにして、感覚を忘れないようにしていました。会社法や民法などは、15分かけて答案構成だけを書き出してみる、という勉強方法も実施していました。どうしても答練の回転を繰り返していると、自分で考える、という作業が疎かになってしまうので、私にとってはとても良い方法でした。

私自身は3回目受験だったので、通学していた専門学校の答練のみだと、頭打ちになっていたので、直前答練の簿記と原価計算は他校のものも受講していました。新鮮さという意味では、私には合っていたと思ったのですが、1回目受験のかたは、そこまでの余裕はないと思うので、まずはご自分の専門学校の答練・テキストを完璧にする、事が最優先だと思います。

ぜひ、これから論文式試験まで体調管理にだけは気をつけて、自分を信じて勉強を進めて頂ければと思います。